友達になろう/
なごまる
あたらしい友達ができた
生まれてから三度目のお食事を
終えたばかりの彼女はごきげんで
右手の小指に握手してくれたんだ
ただそれだけの事で心が震えた
小さくて可愛い
てのひらに何かを握りしめて
ここに生まれてきたんだね
忘れかけてた大切なものを貰った気がしたよ
だからこの薄汚れたおおきな男は
君の最初の友達になったのさ
優しい気持ちに満たされた部屋のなかで
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