私ら/a.u.i.
そんなこと
口が裂けたって言えない
朝と煙にまみれて
許す余地が消えてく
消えて、ゆく
蓋を開けてみれば いつも
あぁ、
許さなかったんじゃない、許せなかったんじゃない
もうすでに
許されていたのだ、と
なるべく私よりに入った時に
だんだん溶けてゆくの
slowly
あなたと私
あなたと私と夜明け烏
あなたと私と夜明け烏と朝露
あなたと私と夜明け烏と朝露と言葉、
それを星から見下ろすと
綱がる 繋がる
私らがいて
きっとこの星はメロンソーダ色をしているだろう
ごめんね 私は詩しかかけなくて
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