ため息の数/
アマル・シャタカ
あなたへの気持ちを
文字数にすれば
あふれてきっと
あなたは
読めないだろう
あなたへの思いを
詩にすれば
ナルシストなんて
きらいよと
いうかもしれない
もう書いたけど
どんなにがんばっても
得られるものは
ため息だけ
ということはあるね
おもいをどれだけ
ためこんで息を吐いても
あなたには
わたしには
見えない
ほんの瞬間
気まぐれに
風が拾って
歌ってくれる
あなたの耳に
風が歌えば
それはわたしの
ため息の歌
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