静流歌(しずるうた)/
アマル・シャタカ
水の上に
君の名を書く
綺麗に流れて
心に染みた
涙溢れて
湖に
白く煙る想いは
音声を奪う
つないだ手に
刻(とき)は割れ
言葉はすべて
星になり
行く先を照らす
流れゆく
深い川を
頬伝う
互いの涙を
合わせて
無音の調べに
揺られながら
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