キミとワタシ/Kanata.
 
もう真夜中の駅までの道を
二人歩くキミとワタシ
歩く速さは同じ
どちらに似てしまったのだろうか

何気なく何となく
流れ星が見えた気がして
そこで立ち止まってしまった
見えるのはただ
淡く光るモノたち

私の姿に気づき
振り返ったキミは
ずっと遠くにいた


二つ折りの紙をもう一度広げて
紙飛行機を折ってくれた
あの頃のキミ

早く行こう
ワタシよりずっと速かった一歩
手を引いて導いてくれた
あの頃のキミ


キミは苦しくないですか
隠れて泣いていませんか

ワタシはキミが近くにいるほど
凄く泣きたいときがある
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