記憶ちがい 2/AB(なかほど)
 
  

ハンバーグに夢を
ぎゅっ と詰める君の手は
ほんの少しだけ小さすぎて
はみ出したその部分が
なんだか美味しそうだなあ
なんて
思った日から十二年
未だに夢は減らないらしく
いつもおまけが付いてくる

それを箸で割ってみると
忘れてた
ギブソン やら クリの化石やら



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