なつ/dendrocacalia
 
ねえ私はお箸うまく持つこと出来ないんだけど
それでいつもスプーンでたべてんだけどさ
昨日、あんた唇がふれたら黙った だまった なんでだ
びみょうになるな
微妙になるなよな

ただ私にお箸をうまく持たせたかったの?
それでやさしくしたんですかわたしは冬は寒いとおもいます
やはり夜が三回振り返って
私はシカトしまくったのはそのバイクと、 愛と夏の素材のシャツ
たしかに船の模様がいっぱいの、夏の素材のシャツ
私は大きく右手を上げて
三発殴ってにどとふり返らない

でもあんたは
わたしがスプーンを使ってたべてんのを
黙ってたのしそうにみてたね
本当は何がしたかったのさ

わたしはそのシャツに水色の玉をたくさん描いたつもりが
どろどろになった

『鉛筆で書いてたときはよかったのにいつも、
色を塗るとすべてが台無しになるんだよ神様。』

あんたはシカトしまくったのはその私の滑らかな細い脚と 憎しみと 同じ夏の黒いミニスカートそして
たしかに憎しみに満ち溢れた 豚肉模様の私
(鰐の橋を渡ったウサギのつもりで)


愛してる。
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