コンビニバイトと食堂ウエイトレス。/クローバー
限りなく目に見えにくい夜の星を数えるように
食堂で夕食を頬張りながら、手元のコインを数える
このコインの幾つかがウエイトレスに廻って
バイト先で弁当を買いに来るウエイトレスから
また受け取れたらいい
可愛いなどと思うことはウエイトレスには無いのだろうが
コンビニのバイトは、ウエイトレスと同じではない
買うことは無いが売ることも無い
行ったり来たりしているが
そのことをウエイトレスは知らない
財布から取り出されるコインを眺めて
おつりを計算する僕がいるだけだ。
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