詩って・・/広川 孝治
 
り、それを見た人が不快に感じないようにする。
不快どころではなく、癒されたり心動かされたり、と、反応を引き出す言葉の固まり。
それが、詩。
大いにセンスが、そしてむき出しの才能が求められるもの。
言い換えるなら、心の状態が反映されるもの。

だから書けないんだろうと思う。
詩は言葉の絵だとすると、言葉に当たる絵の具はたくさん持っているのだが、それをどのように塗れば作品が出来上がるのか、その像が見えない。
心が曇っている。

詩が書けない。
もどかしくて寂しくて、虚ろだ。

心の絵が、描けない。

詩って、心の絵なんだ。

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