時間と空間の結婚式/アマル・シャタカ
 
求めて止まぬものがあった
そのたびに吐き出したものは
記憶
その彼方に
星になった

明滅する人生とはかけ離れ
燦然と輝いたそれは
暗闇の中で数を増やした
虚空に手を伸ばす

泣きはらした夜があった
水溜りに星が
星が

現れたそれは
かつての言葉を響かせ
水溜りをすくい
孤独を指から滴らせた

光る音声が
僕の胸にある
踏み固められたものを
どす黒いそれを
燃やす

二人は沈みゆき
抱き合った
星も明滅も涙も
飲み込んで


かつてわたしには
求めて止まぬものがあった


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