『Tsuno-rasete』/川村 透
唾液が
糸をひくような
かゆい
ぬるい夜明け
--Tsuno-rasete
僕は君の
髪の毛の森をさ迷い歩く
おずおずと指で君をまさぐれば
腫れぼったい角が生えかかっているのに
気づいた。
--Tsuno-rasete
もどかしさに、ぐつぐつと
みなぎってくる
ぶつ切れの純情に似たビートを
角、らせて歌い出す
君のファルセット、な、コルベット YOO
このベッドで枯れ木のようにむせかえる
僕の灰かぶり姫よ
こっちを向いてよHoney♪
Cutie Cutie Her-Hair Cutie、
Hair So Cutie
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