いつの日か同じ空気を感じて/スモモ
何年ぶりにあってもきっとあなたを愛してる
私の横にだれがいても。
ふとした拍子にでてくるあなたの言葉がアタシを驚かす。
あの時あなたを選んでいれば。
あの時電話にでていたら。
あの時車に乗り込んでいなければ。
今は誰かの苗字を名乗っていて
そんな自分の名前に違和感を感じてる。
それでも今あなたのそばにはいかれない。
おばあちゃんになって自由になったら
一緒に旅をしよう。
今まで、お互いに別々の道で見てきた風景を
これから一緒に新しくみる同じ風景を
もう昔ほど自由が利かないけれど
それでも自由な心で旅をして
今は違う道だけど
何年ぶりにあっても
きっと不自然な空気なんか感じない
いつまでも心にいたあなただから。
だけど、今は側にはいられない。
はかない思いとともに
しっかりあなたを感じているのに。
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