「使者」/
広川 孝治
春を告げるうぐいすの声
夏を告げる蝉の合唱
秋を告げる鈴虫の音色
冬を告げる木枯らしの叫び
変わり行く季節の訪れを
時に雅に、時に姦しく
時に寂しく、時に厳しく
触れ告げる使者はいるけれど
僕が去っても、知らせるものは誰もいない
気づくものも誰もいない
いつでも一人で歩いてた
これからもずっと僕は一人だ
いつまでも、どこまでも。
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