みとめて/
馬野ミキ
ほめてほめて
あさ
おきたというだけでほめて
これはこどもっぽい
こどもっぽいふるまい
じゃあこどもっぽいということをほめて
めざめたばかりのぼくをだきかかえて
よいしょともちあげて
ベランダのせんたくものをよかせて
ごこうがさすように
ぼくをたいようにかざして
ごこうをみとめて
たいようをみとめて
ぼくをみとめて
ぼくときみのあいだにある
くうきをみとめて
すいこんださんそと
はきだしたにさんかたんそをみとめて
きみをみとめて。
戻る
編
削
Point
(12)