ミクシー/モリマサ公
 
東京湾上空を固い翼たちが水平に旋回する

垂直にたちあがるオレンジのビルたちのすきまへ
ゆうぐれて輪郭を失ったそれぞれの窓へ
たえまなくなつかしい未来へ


たくさんのたましいがまどから神様のいないまちをみおろしている
たくさんのたましいがまどから神様のいないそらをみあげている


エネミー

「吹いてない風は風じゃない」とか
「流れない水は水じゃない」とか
わたしたちは理屈ではない
「だからなに?」
「あたし?」
しあわせじゃないっていえるしあわせ
「あたしたち?」
嗜好性があうという意味の価値観が死なない程度に傷ついている
見合うものだけに対するリセプ
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