Last Message/朱華
ひどく寂しそうな顔をして
いったいどこを見ているの?
私も君の視線を辿れば
同じものを見ることが出来るのかな?
近づきたい
そんな気持ちが
大きくなって
君と同じ所に
立とうとしてみたけれど
だめだったね
辛そうで
時には切なそうな
君の瞳（め）は
私を通り越して
違う人を見てるの
知ってたよ
優しい色が揺れるたびに
君の隣にいるのは
私じゃないって
思ってた
あの頃の君は雪のようだったね
触れると跡形もなく消えてしまいそうで
でも柔らかな印象は今も変わらない
ひどく寂しそうな顔をして
いったいどこを見ていたの?
私も君の視線を辿れば
同じものを見ることが出来たのかな?
君と同じ場所に立てたかな？
あのね
一つだけお願い
君の側に私もいたこと
忘れないでね
ずっとずっと大好きだよ
今までありがとう
そして
ばいばい――
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