人と接する際に見られる現実・2/ナイチンゲール
ありのままの自分なんて異性に見せちゃいけない。引かれるだけだ。
異性は夢を見たいのだ。憧れたいのだ。ときめきたいのだ。
どうしてこんな可哀想な僕を救ってあげようという気にならないんだ?
なんて心の冷たい奴なんだ。最低の人間だ。
ところが最近自分のやってる事を相手にされて痛切に感じた。
うわぁー、何こいつ甘ったれてるんだ?
ありのままの自分を受け入れてくれる相手と手をつなげるのが本当の恋。
それ以外の恋は全部嘘だ。偽者の恋だ。
つまりそれは理想なのだ。実際にはありがたいものだから恋愛ドラマ等で
しきりにそんなことを主張するのだ。こうだったらいいな、と。
この現実に気が付かないせいでたくさんの時間を無駄にしてしまった。
そう今更になって後悔している。
戻る 編 削 Point(1)