人と接する際に見られる現実・1/ナイチンゲール
帰りのバスの中、隣に座った後輩とこんな話をした。
「いや、やっぱり知り合いと友人の区別ってありますよ」
会ったら誰とでもすぐ仲良くなる後輩はそう言った。
「知り合いと友人の違いって何?」
「なんていうか、正体の分かってる人は友人で、分からないうちは知り合いかな?」
「正体?」
後輩が言うには「この人はこういう人だ」と
納得できないうちは友人の枠には加えられないらしい。
そうでなければ安心できないし、信用もできないから。
何か鼻に付くような欠点を持っていたとしても、
例えばやたら人に自分を自慢をしたがるような人も
小さい頃、両親に冷たくされていて辛い思いをしたせいだ
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