誰もが手を取り合って笑顔で暮らせる世界を。/ナイチンゲール
分の存在を否定されて凡人を憎む天才。
僕だって自分より能力がある人間は嫌いだし、
自分だけ蔑まれるのにも我慢ならない。
スケールは違えど人の集まる場所にはどこへ行ってもこういう図式が出来上がっている。
人という生き物は生まれながらにして互いを傷つけあう存在なのだろう。
そんな互いを傷つけあわなければ生きていけない人とが手を取り合って仲良く暮らす。
そんなのはただの理想なのかもしれない。けれども人類はそれを目指しているはずだ。
そんな自分たちの進むべき未来のプランをしっかりと示すためにも。
僕はやはり理想を描こうと決めた。誰もが手を取り合って笑顔で暮らせる世界を。
今夜はたまたまつけていたテレビを見て、そんなことを考えた。
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