遂にここまで辿り着いた/ナイチンゲール
た。
僕はそれが本当にうれしかった。自分は物を書いて
人から評価されることができるのかもしれないと思えた。
物書き倶楽部に入部して得意になって作品を書いた。
何人かは僕の作品をすごいと言って褒めてくれた。
それだけでは物足りなくなってきて、
僕は大学の先生達に書いた作品を見せて回った。
ほとんどの先生が素敵だと褒めてくれた。
僕はそれがうれしくて毎日たくさん作品を書いた。
日記をつけるのも忘れていなかった。
同じ年、僕はどこかに作品を投稿してみたいと思った。
自分の本当の実力を知りたいと思った。
みんなお世辞を言ったり、あるいは妬んだりして
自分の作品を純粋に一つの作
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