アイディンティティ/
 
イランイラク戦争が勃発して
シーア派の人々は、イラクを追われた
当然だろう、イラクは多民族多宗教を束ねた独裁国で
イランはシーア派単一で出来ている国だったから

イラク北部にはクルド人自治区がある
クルド人は、自治区とトルコ領とを自由に往き来する
彼等は、自分の親戚の為に命をかけると言う
彼等の前では、既存の国境など意味を成さない


チェチェンの人々は、スーフィズムで繋がっている
宗教が民族を強固にすることにより、独立の芽は消えない
ソビエトによる社会主義の突風から今までを耐え続けた
彼等は、それだけを軸に自我を保った

イスラム社会では、家族を一人殺されたら

[次のページ]
戻る   Point(1)