弱虫ジミーの話/ナイチンゲール
ジミーは他の子よりずっと背の小さな少年だった
もし取っ組み合いになったら自分は絶対に勝てっこないと分かっていた
だからジミーは喧嘩が大嫌いだった
みんなと遊ぶ時いつもジミーだけ悪者役だった
みんなは弱虫ジミーはさっさと家へ帰れといつも馬鹿にした
それでもジミーはみんなの尻にくっついていた
一人でいる寂しさよりずっとマシだったから
その日はみんなで公園で遊んでいた
ジミーだけがオニでみんなは捕まらないように逃げ回っていた
たとえ誰かを捕まえても、また必ず自分がオニに戻される
だからジミーは追いかけるふりをするだけで捕まえようとは思っていなかった
そんなやる気のないオ
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