手紙/
沙龍
おにぃちゃん?
ねぇ元気‥…?
お話しするの何日振りかなぁ?
架空に近い僕の兄
僕の変わりに産まれるはずだった
三才年上の兄
唯一ちゃんと同じ親の
血液をもつ兄
いつからだろ?‥‥
僕が
おにぃちゃんと話しだしたのは?
僕の頭の中だけに存在する
優しく
時には厳しく
してくれた兄
空想の中の兄は
いつも僕を抱き締めて
撫でてくれたよね。
辛い時も嬉しい時も
だから‥‥僕は手紙をだそう。
┌────────────────────┐
│
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(0)