単語練習帳・5/腰抜け若鶏
君が真顔で聞いたから 自分のためさってとりあえず曖昧に返事した 先を急かす足音だけが後ろから追いかけてくるんだ 迷子って気付いていたって気付かないふりをした 泣き顔見られるのが嫌で僕は顔をそらした 震える声振り絞って最後のさよなら口にしたよ 嘘と錯覚で出来た電脳虚構空間 その中を激しく行き交う誤解と幻想 明日僕らは大人になるから 物語の終わりなんて考えたくもなかった どんな物語にも終わりがあるって現実は今の僕でさえ背負って歩くには少し重いんだから そして誰もが口をそろえて前しか見えないと言った あんたの口からどんな言葉が飛び出しても俺にはゴミ屑にしか見えないよ 昔の俺は全部忘れて今の俺だけを見てくれよ ため息で曇った窓ガラスに明日の行方を描いてみて
さて、そろそろ大学だ。
昼は何にしようかなぁ?
戻る 編 削 Point(1)