涙星/瀬冬翼流
 
氷の破片が体中に刺さってくる


そういう状況なのに
玉虫色の輝きが


…あぁほら、また流れてく
あたしが願い事を唱える前に消えちゃわないで
そんなに急がないで


願いごとは一つだけなの


叶いそうもないなって思ったら
涙がポロポロ   こぼれて   こぼれて


こんな時に限って



隣にいつもあったはずの
暖かい肩がないんだ
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