他人の畑と自分の畑/腰抜け若鶏
 

自分と同じ高さの畑に異性を探す。これがなかなか難しい。
私はそんな子を偶然見つけて、三度手渡しでラブレターを渡したけれど、
目の前でビリビリに引き裂かれた。うん、間違いない。同じ畑の女だ。

何故畑という言葉を使ったかというと、もちろん理由がある。
例えばスイカは畑の日照条件等で大きさが左右されてしまう。
でも割ってかじってみれば、味にどれもあまり大差はない、
だから畑という言葉を使った。

自分がどこの畑にいるのかは、とにかく色んな子にアプローチをしてみなければ
絶対に分かりっこない。それは体で知るものだから。
その理由も気持ちも十分に分かるが、誰にもアプローチしないで
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