他人の畑と自分の畑/腰抜け若鶏
大学に入るまで恋愛というものに触れる機会がなかった。
なので恋愛というものに対する知識も経験も全くなかった。
何度も何度も失敗して、理想と現実の間を彷徨って、
それを通して恋愛の知識を得、経験を積んだ。
その末に初めて異性からモテるという実感を得た。
私が度重なる失敗の中で見出した答えは「他人の畑と自分の畑」という考え方だ。
人は見た目ではないという有名な言葉があるが、実際は見た目が9割。
そんなタイトルの本も売られているくらいの、揺るがぬ現実がそこにはある。
確かに男性なら可愛い子と付き合いたいと思うだろう。
女性なら格好いい子に憧れるだろう。おそらくみんながそうだ。
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