競馬新聞の男/仲本いすら
その光景から、自分は色々なことを想像しては
なぜか憤りを感じたり、悲しくなったりして、もうラテンミュージックどころじゃなくなってた。
「で、それを書いておまえはどうしたいんだ?」とか、言われてしまうかもしれないのだけれど。
なんていえばいいのか、正直わからない。
ただ、この事を伝えたかった、それだけなのだ。
でも、ただ一ついえるのは
あの場、あの二人は世界から孤立していたってこと。
今も、あのゴミの多い錦糸町の駅前で、競馬新聞を広げ
むすこの手をとり、楽天地へと向かっているのかな、と思うと
とにかく、色々考えてしまう。
全然、話まとまらないのですが
と
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