ぽつり/
鈴木(suzuki)
声高に何かを叫ぶ人
迫る車の音に気づかず死んだ。
今日も家でピコピコしているヒッキーの彼
疲れたお母さんに刺されて逝った。
いつもせっせとカンパしている中学生
キレて殺して塀の中へと旅立った。
そんな詩を書いている私
みんなでなかよく練炭を囲んだ。
読んでいる僕
ぽつり
残って誰も連れていってはくれない。
戻る
編
削
Point
(3)