優しく濡れて/アマル・シャタカ
 
涙が嫌いでも
泣かずにいられないときは
雨に打たれに飛び出そう

雨の歌声に
君の嗚咽はかき消され
雨の雫に
君の涙は雨になる

君が泣いていることは
雨しか知らないから

だから

雨に濡れる君に
知らずに僕が
そっと傘を差し出してしまっても
叱らないでね

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