柔肌/鈴木(suzuki)
 
薄く曲がった

細く堅い白骨(しらぼね)に

張られたいちまいの柔肌は

光を透かして白く冷たく

肩にかけた私のこの手が

寂しく、そして美しい

殻を決してそこなわぬよう

恐る恐る愛で撫でる
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