ローダンセ/腰抜け若鶏
 
真冬の夜 迷い込んだ一匹の仔猫
薄汚れて ガリガリに痩せ細ってさ

お前 いいもん食ってないな
飼い主に捨てられちまったのか?
そいつは一言 ミーとだけ返事をした

ずっと昔 俺はこいつと同じ事してた
自分の行く当てさえも分からずに 
誰彼かまわず ただ他人にすがってさ

お前が望むなら 俺は流れ星になろう
キラキラ夜空に輝く青い閃光にさ
その胸に希望がもう一度宿るまで
強く そして眩しくさ
いつか別れが来る その時まで

朝起きると 側に寄り添ってる仔猫
愛らしく 喉をごろごろ鳴らしてさ

お前 そんな可愛い顔するんだ
世の中のオスってのはみんな馬鹿だよ
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