はれたら/愛
どこにでもいこうよ
声はどこまでもとうめいで
いったいしんじればいいのかわからなくなった
やくそくは
ずっとまもっていたいけれど
あのひとが
とうめいでそれはそれはすきとおって、いるので
流れて
流れ、て
しがみついた
みっともないのかなぁ
ためいき
わざと、つぶやく
冬のなか
ずっとやくそくをまもっていて
酷くなさけないのです
あしたはどこまでもあおいというのに
どこにでもいけるよ
きょうがあんまりにかなしいから
ふりきって飛べるよ
おもいきりの助走で
はやくはやくはやく
あたしだけをせかして
さよなら、しよう
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