青からみどりへ、映る。/
ミクタギラッカ
伸びる緑のおとをきいた。
ひだりからみぎへ、
ひっかき傷の。
もしそうならば、
それでもそれは、
ちっとも不思議じゃない。
これできみがすっかりわかる。
和音を逢引きに、
リズムの裾で。
ひだりからみぎへ、
だらしなく数を覚えておこう。
すっかり夢中になって、
夜半がおそろしくても、
それは悪じゃない。
ぼくは悪で、
きみもまた、
悪なのだ(そうさせるもの、空中の雲居路で逢おう)。
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