ノート(人非人)/
木立 悟
猛吹雪のなかを二時間ずっと
半分眠りながら歩いていると
誰かに殺されたもの達の声が
いくつもいくつも降ってくる
それらを聴いているうちに
それらに応えているうちに
それらは言葉になってゆく
そんな人非人の日々である
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