比喩秤り/第二次テーブルマナー
 
侘しき詩を綴る余り凸凹の失き親指で割るホウセンカ

ハンバーガー焼きし可憐なる手首に惑いて住むらむ赤き蛭は

手繰り寄せ海へ空へと浮かぶ君に急ぎ、過ぎて
置いてけぼり

もの言わぬ声に語りかく今日は返事を待って靴下を干す

くぐれぬと聞かぬあんたとラーメンを食らうそんな日虹は深し


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