なんだかんだで続いてるあなたへの手紙/和泉 誠
 
ものだから

ただね本音をもらすと
しんどいんだよ何もかも

なんでもっとシンプルにいかないんだろう?
廊下でぶつかって、恋に落ちて、告白してされて、ゴールイン
生まれて初めて投稿して、挫折して、ひたすら修行して、最後に大賞をとる

人生は一本道じゃなくて
まるで大きな木のようにいくつもいくつも枝分かれして
何千何万というエピソードがくっついてくる

一本の道を歩いてるつもりが
いつの間にか分かれた幾千の道を一緒に歩いてる
それが時にありがたくて、時にわずらわしくて

あなたが読んでくれるなら
僕はあなたへの手紙を書き続けたいな
もう見返りを求めたり強く迫ったりはしないだろうけれど

嫌いになった人間とは口を聞こうともしなかった
そのせいでだいぶ損してたことに気がついたから
別にあなたが嫌いになった訳じゃない
むしろ好きだよ
こうして口に出して言えるくらい

結局何を伝えたいんだろう?
ごめん
自分でもよく分からないや
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