地に薬缶。/麗魅
 
「あぁ、十分承知しているさ、
 自分に感性も才能も無い事くらい
 けれど、若さに負かせて、勝利を味わいたいぐらい
 皆、思っている事だろう。」

陰踏みしていた黄昏時
僕は、自分が亡くなってしまった
友達は頭を亡くしてしまった・・・醜く痛み苦しんで声さえ聞えなく・・・
僕は、陰を亡くしてしまった。(けれど僕は息ていた)
早く、御葬式をしなくちゃ
そして、早く新しい陰を嫁に貰わなきゃ。

「あぁ、僕はあの時、どうにか成ってたんだ
 でも、そんな事故は皆にも在る事ではないかね
 遊ぶ事が、そんなに悪いのか
 相手を負かせて、自分本位に新妻扱い」

青い鳩が祝福してくれ
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