無題/---
五本木を自転車でかけずり回って
カップ入りの感情を手にいれる
よく晴れた午後にカップを持って土手に出かける
友達とサッカーしたり、かけっこしたり
たくさんの名無しさんたちが散歩してるのが見える
それはとても素敵な事だ
なんの曇りもない清しさだ
そのことを口にしたら途端に詩人は真顔になってしまう
俺は友達をずっと待ってる
さよならと言ってからもうずっと
だからリセットボタンとしての語句を俺はたくさん覚えた
さて、さて、呟きながら
正しく明るいもの(これではない何か、)
いつでもカゴに入れて帰れるように
荷物はすべてリュックへ入れる
なのになのになのに何故?
ないんだ、どこにも、ありゃしない
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