悪戯/
月邑 涙香
鋭敏な指先が覚えた悪戯は
忌まわの際を心に刻む
それは穢れとなり
禊をしても拭うことは出来ず
さらに深い記憶の中に沈み込む
君思う心の中でさえ現は
純潔の契りさえ地に堕とす
幻の君に誓おう
二つの心は離れることなく
壊れることもないのだと
幻の君は私を裏切らないから
裏切るのは現の私.......
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