命の輝き/
和泉 誠
々が生きながらえるのならば
この私の小さな命など
さあ、いざ行かん戦場へ
死ぬ覚悟は、疾うにできております
現代はそりゃあ豊かになった
時間になれば飯は食える
病気になれば病院へ行く
喧嘩になれば裁判をする
その代わり
命の輝きには滅多にお目にかかれなくなってしまったな
そんな馬鹿げた自己酔狂はごめんだ?
いずれは尽きる命、何を大事そうにしまい込んでるんだ?
一体何のために?
自分が利口だって事
死んでから一体誰に自慢する気なんだい?
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