カジュアルなポエムをという思想/モリマサ公
うふうに
そんなものはないというひとはそんなものはないというふうにそろっていく
わたしたちはたしかこういうふうにポエムをえらんでいる
会社にはスーツでせめて襟のあるシャツで
はみでればだらしなく
葬式では黒い服を着る
ここはそういうふうな場所だ
家でTシャツとパンツの部長はそこにはそんなにこだわりがないのだ
そしてそのセンスを問うことに意義ある場所に立つものはそれを行う
まちのファッションリーダーたちがそれをするように
わたしはといえばこうだ
できるだけ日常的なデザインにすぐれたタイプで
しかも季節ごとの行動パターンによくあう
スタイルがよくみえそうなセンスいいポエムを
そうしてそれ以外のポエムはそんなに必要ないのである
動きにくくなるから
親しい人が亡くなったり
親しい人が誕生したりとかいった
特別な場合をのぞいては
ここにあるのはそのカジュアルなポエムをという思想
そこに立つことの価値はあるんじゃないかなってことだ
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