夕方 小さい頃から毎年聞かされてきた 親父の秋を告げる声 ここ数年は
と続く 車で2時間の街に住んでて 毎週末には帰ってくればいいのに 元気な顔で帰ってくればいいのに それは判ってるけど 帰るときにはいつも自分であきれるほどの 疲れきった甘ったれで 労いの言葉を待っている そんなこと 親父には ましてやお袋には 手にとるようにわかってるのだろう とくに変わり映えのない夕食をしてると テレビのローカル・コマーシャルで