冬酔/
岡村明子
誰かを待って
ソファにもたせかけた
首が
想/重い
口はぱかんと天を向いて
カレンダーはためく
冬の午後
窓は
開け放し
空ろに過ぎる
時の
縦横に
車
テレビ
コンクリートを殴る音
嘲笑
ざらざらした口の中
誰かが含ませた
氷が
冷たい
戻る
編
削
Point
(1)