冬酔/岡村明子
 
誰かを待って

ソファにもたせかけた
首が
想/重い
口はぱかんと天を向いて

カレンダーはためく
冬の午後
窓は
開け放し

空ろに過ぎる
時の
縦横に

テレビ
コンクリートを殴る音
嘲笑

ざらざらした口の中
誰かが含ませた
氷が
冷たい
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