足跡のある風景/玉兎
 

おぼろげに歩く人の姿が
僕の前をふわふわ通り過ぎてゆく
心が軽いのか
体が軽いのか
真理は定かじゃない

ひとひとり
ひとふたり
つられて
足跡だけが
とうとうと続いて
風にさらわれては
意識を失ってゆく
孤独
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