星の夜/LEO
 
氷の風が吹く夜は
星の瞬き蒼蒼と
淡く浮かんだ
あなたの表情を
交す言葉の
間に間に見つけ
愁い喜び泣き笑い
腕を伸ばして
頬に指さす

柔肌温み
伏せた睫毛に星あかり
鼓動の響き手の平に
交す言葉の
間に間に思う
時は流れてかの星が
いずれ赤く染まっても
波打つ息の結晶と
あなたの表情とを

いつまでも
この手の中で
満たす夜
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