シロ/
一代 歩
全体を凍てつくされた冬の森めぐりあえない君とは遠く
ちら と目が合った気がしたその刹那巻き起こる風紛れ込むきみ
お互いを知っているのに永遠に言葉を交わすこともできない
粉雪がとけることなく降り積もるさよならのキス白い唇
さまよった森を出る頃やむ雪は幸福そうな景色をみせた
そんなものもういらないとひだまりで押し殺すもの雪うさぎの目
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