「渡る世間は鬼ばかり」はどうして文学史に載らないのか。/和泉 誠
 
文学史に載る作品というのは
一体誰が決めるものなのか私は知りません。
けれどもそれがきっと老人達であるのは
間違いない気がします。

文学史に載る作品に
一体どんな基準があるのか私は知りません。
けれども例えばその基準の一つとして
その時代の抱える悩みや不満を
浮き彫りにしている事が挙げられると思います。

「渡る世間は鬼ばかり」は
その基準を満たしている気がします。
けれども誰もそれを文学史に載せようとはしません。
あるいは、その文学性さえ認めません。

正直な所、私は「渡る世間は鬼ばかり」を
えなりかずきが出てる事くらいしか知りません。
これは例え話なんです
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