冬眠/
和泉 誠
明日から、何をしようか?
たまには、
何もしないのもいいかもしれない。
ここ最近、
あんまりにも色んな事がありすぎて
なんだかひどく疲れてしまった。
眠ることができれば、
また新しい夢に出会えるかもしれない。
窓の外、
降り積もる雪は僕に眠れと言っている。
すべてを忘れて眠れと言っている。
明日から、
また長い長い眠りにつこうか。
甘い花の香りと鳥の鳴き声、
暖かな日差しをその体に感じられるまで。
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