バーバ子、自由詩を書けずにいらいらする/バーバ子
 
自由詩なるところに投稿せんとすれども24時間以内に二度すること能ず
ゆえにわれここに書けり
未詩・独白なる
いまだ詩なるざる
詩すなわち未詩、未詩すなわち詩なり
詩になりし時すでに詩は終われり
あるいは独白
身体のあらゆる声を聞かざるして言葉つむげず
ゆえに未詩・独白ともになし

ぽけぽけとからあふれる日光
われぽけぽけとからあふれだす日光
道のはしからとけとけと蟻
われひとおもいに踏みつけり
幼少のまぶたからはあふれだす日光
目エひんむいて死骸をほおばる
かちかちとした歯茎
にじいろの日光
われぽけとから
われぽけとから
はきだされる未来を確認せり
にんじんをほおばり
大根をにつけ
なっぱのみそしるをすする
鼻から味覚するとまたあふれだす日光
われぽけとから
われとりだしては
とりだされたわれは
またぽけとからわれとりだして
わんわんとあふれだす
犬のしたの日光
のみこみ
へびのようなうがいをする
ぺっぺ
またぽけとから
なにをさがそう

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